2021年7月にオープンした日本最大級の商業施設「VISON」をご存知でしょうか?
今日は三重旅行2日目、今回の旅の目的地だった「VISON」についてのおすすめスポットや敷地内を散策してみた感想などをまとめてみました。
広大な敷地ですが休憩する場所も自販機もありません。行ってみたいな~と思われる方はぜひ、事前に情報収集をしてプランを考えてから出発されることをお勧めいたします。
※エリア紹介などとっても長い記事なので、最後の「感想まとめ」だけでも読んでぜひ参考にしていただければ幸いです。
【VISON(ヴィソン)】日本最大級の商業施設とは?
2021年7月、三重県多気町にグランドオープンした「VISON」は、美しい村=美村が名前の由来だそう。
東京ドーム24個分の敷地内に、食と健康をテーマとした施設をはじめ、日帰り入浴も可能な温浴施設や、様々な形態の宿泊施設が並ぶ日本最大級の商業リゾート施設となっています。
施設の監修には多くのデザイナーやクリエイターが関わっていて、建物一つ一つが芸術性に富んでいて素晴らしいところだなぁと感じました!
産直市場では松坂牛や伊勢志摩の魚介類、海部小屋などもあり三重県の美味しいグルメも堪能できますよ。
マップ
自動車のアクセス
名神高速道「吹田IC」より約2時間
近畿自動車道「松原IC」より約2時間
「名古屋駅」より約1時間30分
伊勢神宮より約20分
勢和多気ICを出て国道42号線に合流後200mで交差点、左折
カーナビにVISONの登録が無い場合
喫茶店「ゆーぽいんと」を登録
勢和多気ICからゆーぽいんとのある交差点を左折
ゆーぽいんと
三重県多気郡多気町丹生4423-11
TEL:0598-49-3625
駐車場
駐車場はゲートがありません。ナンバープレートが撮影されているので、清算機では自分の車のナンバー4桁を入力して清算します。
3千円以上の買い物で6時間無料です。2千円だと3時間、本草湯利用で2時間無料。ホテル宿泊者は無料だそうです。
電車・バスのアクセス
松阪駅から三重交通バスを利用
VISON(ヴィソン)へのアクセス - 路線バス|三重交通ホームページ
VISONを楽しむ
東京ドーム24個分の敷地内に9つのエリアが存在します!
各店舗によって開店時間が異なります。早いところでは8時半から、遅くて11時。事前に調べてからお出かけください。
今回は8時半からVISONを散策しました!
マルシェヴィソン
駐車場から歩いて入場すると、まず始めにマルシェヴィソンに到着します。ちなみに入場料はいりません。
こちらは「産直市場」となっていて、鮮魚店やマグロ専門店、青果、精肉店などが並んでいます。
また、屋台、レストラン、BBQなど食事もできるエリアになっていますよ。
このエリアは、販売は9時から、レストランは11時から、イートインは10時からって感じのお店が多かったです。
こちらは「肉屋台」
軽食やドリンクなどを提供するお店です。
平日は11時、土日祝は10時オープン
今Instagramで若者に人気なのが「松飯炭(まんはったん)」という、カップに入ったハンバーグ丼みたいなやつ。
1個千円もするんですが、平日にもかかわらずお昼頃には行列ができてました。
このハンバーグは「国産牛と松阪牛脂ミンチ」で作られていて、ご飯は「トリュフ飯」ということです。千円する理由はここかな?と思ったのですが
えー---と・・・
これはおすすめできません・・・
Instagramを見て娘はすごく楽しみにしていたんですが、少し食べて残してしまいました。。。(残りは私が食べましたよ)
- ご飯がべちゃべちゃ
- トリュフ飯と味のない(炭の味)ハンバーグが合わない
- 卵黄は火が入ってるからハンバーグにもご飯にも絡まない
1個千円もするんだから改善をお願いしたいです・・・
こちらも人気、たい焼き「わらしべ」
丸い形のたい焼きです。可愛い!
お値段は1個250円~280円
覚王山フルーツ大福「弁財天」
名古屋が本店ですが全国展開されてるので有名ですよね。こちらも人気で行列ができてました。10時オープン。
苺は12月からということでこの日は無かったのですが、美味しくて大満足でした!それにしても1個780円(ハウスみかん)は高い・・・
海女小屋も人気でした。時間制なので週末は特に予約した方がいいかなと思います。
マーケテリアもゆで牡蠣3つで680円と、この場所では比較的良心的なお値段でたくさんの人が購入されてましたね。
スイーツヴィレッジ
カカオハウス
マルシェヴィソンを通り過ぎると次はスイーツヴィレッジに到着です。
こちらは有名パティシエ「辻口博啓氏」が手掛けているエリアです。
パティスリーカフェ(ケーキ、焼き菓子、カフェ)とベーカリーショップが並んでいます。
少し入口がわかりにくくなってますが、チョコレート専門店も併設されています。(白いドアから入ると中でカフェと繋がってました)
チョコレート店は店内がかなり狭くてあまりゆっくりと見れなかったのですぐ退散しましたが、チョコレート一粒一粒を選べるショーケースが人気のようでした。
オープン直後を狙って売り切れる前に購入、一旦車に戻ってクーラーバックに入れておくのがおすすめです。(冷蔵のコインロッカーもあるそうですが)
夏場など特にですが、車を駐車するときはマルシェヴィソンの後ろ(P2)に停めるのがいいかもしれません。ゲートを通ってグルっと建物の後ろに回る感じかな。
これらはカフェに置かれた受賞作品
全部チョコレートで出来てるんですって!凄い!
ここで、楽しみにしていたモーニングが食べられず撃沈・・・
朝食は朝8時半からと9時半からの2部制になっています。
ホテルで朝食付きのプランで宿泊の方はこちらで召し上がれますが、素泊まりプランだったり我々のような観光で来る方は事前に予約が必要になるんだそうです。
予約は前日の正午まで可能で、空きがあれば取ることができます。
また、GWや連休などは3部制(7時半~)になることもあるそうなので確認してみてください。
詳細はこちらまで
フレンチトーストのプレートに、ケーキビュッフェ10種・スープ1種・ドリンク6種が利用でき、お値段は2千円。これはかなりお得だと思います♪
この横に併設されているのがベーカリーショップ。
すぐ横です
こちらは8時開店
朝一ということで焼き立て商品も多かったです。
今まで食べた中で一番おいしいパンだったかもしれない!それぐらい感動しました!
特にクロワッサンはおすすめです。個人的にはクランベリーとクリームチーズのふわもちのパンも好きです。
帰りに立ち寄ってお持ち帰りもしました♪
木育エリア
ベーカリーショップの斜め前には「アトリエヴィソンエリア」があったのですが、道具や芸術に全く興味のない夫と娘なのでスルーされました・・・
そこから道路沿いを歩いてすこし外れた場所に木育エリアがあります。
このエリアには「本物の木や森を見て・触れて・学んで・楽しむ」を発信する体験型・体感型施設「kiond(きおんど)」があります。
大人も楽しめる木のワークショップだったり、森へ実際に出かけて学ぶアクティビティなんかも開催されています。(要予約)
入場料は子供、付き添いの大人も必要になりますが、VISONは子供たちにとって遊べる場所がほとんどないので、この場所は嬉しいですよね!
この日も親子連れが開店するのを待たれてました。子供たちのワクワク感がこっちにまで伝わってきました♪
プレイグラウンドがあるので、そこで子供を遊ばせている間、大人は本を読みながらコーヒーが飲めるそうですよ~
詳しくはこちらから
]
入口はこちら^^
お子様連れの方はぜひ!
ホテルエリア
木育エリアから歩いて山手に進んでいくとエスカレーターがありました。この右手がホテルエリアです。
客室からはヴィソンを見下ろす形になるんでしょうか。
2つぐらいエスカレーターを乗り継ぎます。
エスカレーターから池が見えたんですよね。横に。
夏場は虫が凄いやろなぁ・・・って話になりました。
そして、開発中のあの崩れた山が景観を損ねてて笑っちゃいました。
宿泊施設は、5タイプの客室全155室からなるホテル棟と、プライベート空間を楽しめる一棟独立型のヴィラが6棟あります。
価格は1泊5万円前後とかなり強気で「高級ホテル」並みですが、口コミを読むと辛口コメントが多いです。
【一部抜粋】
- 部屋への移動が不便(エレベーターを乗り継ぐ)
- 雨の日は貸し出し用の傘が不足していた
- 駐車場が砂利道
- バリアフリーを掲げているが完全バリアフリーではない
- 部屋を出るとすぐ屋外だからどこに行くのにも上着が必須(冬場)
入り口は最上階にあります。
ココの駐車場は宿泊者専用ですが、GWの大混雑期には敷地内を出るのに2時間もかかったとのこと。一番奥にあるこの駐車場、下の駐車場からどんどん合流されるのでかなり大変そうですよ。
本草エリア
ホテルの横に温浴施設があります。
三重大学とロート製薬の共同研究・発信の場としてこの温浴施設や研究所、薬草園が創設されたそうです。
VISON独自の「本草七十二候」を策定して、季節ごとに違った薬草湯が楽しめるんだとか。
日帰り入浴も可能
入浴料
大人(中学生以上)800円
小人(3歳~小学生まで)400円
3歳以下 無料
ホテルからこの施設まで屋根が無いので、雨の日は大変そうです。
(口コミ見てもこの意見が多数でした〜建設時になぜそこに注目しない⁈)
入口まで薬草のいい香りが♪
薬草湯の口コミは良かったです。
サンセバスチャン通り
多気町は「世界一の美食の街」として知られるスペインのサンセバスチャン市と「美食を通じた友好の証」を締結していて、友好の証を記念して「サンセバスチャン通り」と名付けたのだそう。
サンセバスチャン市でも人気を誇るバル 3 店舗のほか、和菓子店〈菓子舗 井村屋〉やプリン専門店〈伊勢プリンの鉄人〉、マルコメ株式会社が運営するカフェ〈糀茶寮 Produced by魚沼醸造〉などの飲食店が並びます。
また、ファッションブランド〈minä perhonen museum / museum shop〉や〈D&DEPARTMENT MIE by VISON〉と〈くるみの木 暮らしの参考室〉などの人気ライフスタイルショップも出店。おなかを満たしながらショッピングも楽しめる賑やかな通りです。
サンセバスチャン通り | エリア紹介 | VISON Beautiful Village in TAKIVISON Beautiful Village in TAKI
こちらの雑貨屋さんはキャンプ用品など置いていてかなり楽しい空間でした!10時オープン
レストランは11時開店のところが多かったです
チーズタルトは焼き立て商品ではなく冷蔵・冷凍商品だったのが残念。
雑貨屋さんは高級品を置いているので、小さなお子様連れでの入店は控えた方がよさそう。
カフェは10時オープンのところが多かったかな。
12ほどの店舗が3棟に分かれて並んでいて、店舗の上の2階部分が旅籠ヴィソン(宿泊施設)になっていました。
歩いていると客室での清掃風景が丸見えで、夜は遮光カーテンじゃないとプライベート丸出しかも?なんていう心配をしてしまいました。
和ヴィソン
日本を代表する気鋭のシェフによる「シェフズレストラン」、昆布・醤油・味噌といった日本の伝統食材の工房・専門店が集結するエリアです。
レストランはどこも高級・・・
こちらでは自分で食材を選んでだしパックが作れるみたいです。
その他、全国から取り寄せた商品がならんでいて、食事処もありましたよ。
お店で注文しないとこういったベンチには座れません。
日本酒専門店
こちらは地酒のお店で、カウンターでお酒を飲むこともできます。飲み比べセットやおつまみセットもありましたね。
「はっぱすたんど」はお茶のお店でした
うなぎ四代目菊川
和ヴィソンマップ
大きな丸はフードコートでした。11時オープン
豆腐専門店
出来立ての豆腐やドーナツなどイートインで食べることもできます
こちらのお蕎麦屋さん、行列ができていてかなりの人気店のようでした。
蕎麦打ちの神様「扇達磨」創設者の暖簾分けのお店なんですって。行かれるかたは開店前に並んだ方がいいかもしれませんね。
林商店さんはお漬物のお店です。
その横のお店で数量限定の漬けたまごのごはんをいただきました。夫はおにぎりとみそ汁のセット。
漬けたまご鶏節ご飯 880円
おむすびみそ汁セット 880円
これで1800円って・・・ちょっと高すぎませんか・・・
ご飯に乗っていたたくわんが美味しいというので、林商店さんへ行ったのですが、たくわん1本が1980円でした(^^)/(買うわけない)
昆布専門店
味噌専門店
全国各地のお味噌が並んでいます。信州みそと八丁味噌が人気のようでした。
鰹節専門店
ここ!かなり人気で満席でした!
こっちで豚汁定食を食べればよかったと後悔。卵かけごはん(TKG)がかなり美味しそうです。
醤油専門店
伊勢醤油は有名なので、こちらのお店も賑わってましたね。
個人的には野菜スープ出汁がすごくおいしかったのでお土産に購入しました。
試飲できると買い物しやすいですよね~
各醤油も味見できるようになってるので、こちらのお店は良心的だなと感じました。
みりん専門店
お店によってかなり雰囲気が変わりますね。もう少し工夫が欲しいなぁと思いました。
お酢専門店
この他、海苔専門店も。
グルっと1周しましたが、ホテル・本草エリアからさらに奥へ行くと農園エリアもあるんですよね。
ペットホテルやドッグラン、ワンちゃんと一緒に飲食可能なレストランもあるので、ぜひチェックしてみてください。
感想まとめ
良かった点
- 広くて綺麗、静かにのんびり楽しめる
- パンが最高に美味しかった
悪かった点
- 地図や案内板が少なくどこに何のお店があるかよくわからない
- トイレの場所がわかりにくい
- 自販機がない(必ず飲み物は持参してください)
- 休憩場所がない(夏場は熱中症対策が必須)
- 一番人が行き来する場所「マルシェヴィソン」が狭すぎて解放感がないし歩きにくい
- 無駄に広すぎて歩くのが嫌いな人には向かない
- 飲食店が多すぎてバランスが悪い
- 値段設定が高すぎる
事前情報として「巨大な道の駅」という記事を目にしたので、もう少し値段設定が低めだと思ってましたが、とっても高級でおしゃれなところでした。
三重県の特産品やお土産に関してはサービスエリアの方が充実してましたし、赤福が売られていない事にもガッカリしました。
広大な敷地内にゆっくり座れるベンチや休憩所はほとんどなく、自販機もないので喉が渇いてもお店に入るしかありません。
どこにどんなお店があるかもわかりにくいので、パンフレットやマップのチラシが置いてあれば助かるのになぁと思いました。(アウトレットの入口に置いてあるようなやつ)
洗練されたVISONイメージを壊さないようにあえてそうしてるんだろうと想像できますが、看板の少なさとか、休憩場所の少なさとか、お客目線で作られていないのは明らか。お店でゆっくりしてほしい気持ちもわかりますけどね。
お客目線でいえば、帰る時のマルシェヴィソンが人でごった返してて、一番人が行き来する通路がなんでこんなに狭いんだろう…と感じたり。
「食べ歩き」を楽しみにしていた娘は、「おかげ横丁の方が楽しかった」と言ってましたね。
VISONの公式HPを見てもそうなんですが、店舗ごとの紹介ページはあるんですけどあまりに簡潔すぎて価格までは書かれていないお店も多いので、結局足を運ばないとわからない事の方が多いです。
胃袋に限界もあるので、事前に調べておいて食べる物を決めておくって事も大事だなと感じました。(参考にしていただきたくてメニューなどの写真が多めなのです)
それでいうと、飲食店が多すぎて雑貨店やお土産屋さんが少ないですよね。陶器のお店だったり伊勢木綿専門店なんかがあれば嬉しいな。
お店の開店時間もまちまちですが昼頃になるとどのお店も開いてるので、すこしゆっくり目に到着して、薬草湯に入ってから宿に泊まるとか帰路につくなどの楽しみ方が一番満足度が高いかも?です。
リピーターが少なくて辛口コメントの多いVISONですが、知らずに出かけるからガッカリするのかもしれませんね。
では、どなたかの参考になりますように♪